インバウンドの皆様に感謝!学ぶ『旅行』のすゝめ
先日、会社の先輩の紹介で、
タイの方とお食事をさせていただきました。
この先輩は東京出身ですが、親御さんが定年を機に山梨に戻りたいという希望があり、
介護のことを考え一緒にいらっしゃったそう。
これまでのキャリアを活かし『英語を使える環境で仕事がしたい!!』ということで、
インバウンド需要が高まる河口湖へ通っていらっしゃる方です。
私自身、海外の方と交流する仕事を始めてから、
生き方は多様であることを実感しております。
今回のご案内のお手伝いでも、改めて感じたこと。
日本人の旅行は『慰安』、訪日外国人観光客の旅行は『勉強・修行』
という認識であるということです。
◎日本人にとっての旅行
・観光バスに乗り
・近場の温泉地の旅館で大宴会を繰り広げる団体旅行
が印象的かと思います。
最近では、社員旅行や地域旅行もめっきり減ってしまいましたが・・・(;^_^A
◎訪日外国人観光客の旅行
このような慰安の旅行とは異なり、外国の方の旅行は、
・カバン一つで衣類等は極力現地調達
・大人数ではなく、一人から数人程度の少人数移動
・現地で切符や宿泊場所をゲットする
・慰安ではなく、現地の文化や歴史に触れあう『勉強』が前提
といった方が非常に多い!
もちろん、静養の旅行といった方もいらっしゃいますが、
静養をしつつも勉強もされる方が圧倒的に多いです!
私が観光に携わって、特に興味を持たれるご案内が、
・自然環境
・食文化
・地形の成り立ちから紐解く地域史
・伝統工芸品
です。
実は外国の人からすると、
日本は生きる環境としては最高にちょうど良いらしいですね。
・日本には明確な四季があり、美しい風景や気候変化を肌で体感することが出来る。
・新鮮な食材を味わうことが出来る(外国では基本生ものは食べられないそうです)
・古くから行われている「農業・漁業・林業」といった第一次産業も、日本の技術力がかなり際立っている
日本人といった民族の生き方を、身をもって体験したいという方が多いです!
このようなスタイルを見習いたいですね!
私も大学で地理学を専攻していたので、このような旅行スタイルでデータ収取に行ったりしておりましたが、
充実した旅行がになることは間違いないですよ!!
我々日本人は、近年では一極集中型でお金を稼いで、
お金で買う生活がメインになりつつありますが、
このような伝統的な生き方も残していくべきなのかもしれませんね。
しかし我々は、地方での第一次産業というと、
「過疎化した山村漁村」を思い浮かべてしまいませんか?(;^_^A
ここで見方を変えると、豊かになるのではないでしょうか。
『四季を味わいながら畑や海と戯れる』といった生き方です。
ただ、日本の多くの地域、特に資源が発展している地域は、
近くに街もなく、過疎化していて若者にはつまらないと思います。
また、電気・ガス・水道といったインフラに対する、最低限のお金も必要です。
第一次産業についても、一部に偏りすぎなのですよね(;'∀')
そのため、移住して、自然を楽しみつつ、現代人らしい生活も近い方が良いですよね。
私が知っている限りでは、河口湖が一番丁度良い場所だと思います!
いざ遊びに行きたければ、東京まで約105km。
高速バスが充実しており、2時間程で新宿に到着します。
富士山を代表とした登山にも人気があり、
河口湖の雄大な湖ではジェットスキーや釣りも楽しめ、
美しい空気を肺一杯に吸いながら、土いじりをするにも良い気候。
マックスバリューといった大きなスーパーやファミレスといったお店、
個人経営のカフェや隠れ家的レストランも充実。
晴れの日も多く、お水も美味しい(しかも水道代激安!)
夏になればキャンプや合宿で学生や若者が訪れ、
周辺ホテルや民宿も活気があります。
8月5日の湖上祭や、コニファーフォレストでのアイドルライブ、
河口湖ステラシアターではフォークシンガーや声優さんのライブも多く、
正直、魅力的なんですよね(^^)
というわけで、
今回は、訪日外国人観光客の皆様から学ぶ『旅行』について考えてみました。
外国のお客様をご案内する仕事に就き、自身の生き方も改めさせられる良いきっかけとなりました。
特に『産業』『英語力』の面。
語学力を身に着け、どんどん開拓していく好奇心。これがなくては楽しい人生にはなりませんよね!
産業面でも、日本人に足りない、欠けてしまったことを思い知ることが出来ました(;^_^A
日々の生活、仕事でも勉強は必要。
受動的に毎日を淡々とこなすだけではいけないのです。
さあ、明日からも頑張ります!
2019.09.13(金) 高坂アキヒサ