平成を振り返って
桜満開の社会人二年目、
訪日外国人観光客(インバウンド)の皆様対応に追われる毎日でございます。
こんなに日本経済を動かして下さって、感謝しかありません。
ありがとうございます!
さて、いよいよ新元号が発表されましたね。
平成が終わり『令和』となります。
平成世代からすると、初めて新しい元号に変わることに、期待や名残惜しさを感じるものです。
(「平成?おじいちゃんじゃんw」とか言われる時代が来るのかな(;^_^A)
平成も多くの社会変化があった時代でした。
私なりに一言で、平成がどういう時代だったかを表すと・・・
・『災』
・『デジタル』
・『ライフスタイルの多様化』
とった言葉がピッタリだと思います。
◎『災』
地震の多い時代でしたね。
阪神淡路大震災の建物崩壊、東日本大震災での津波。
その他にも、洪水や竜巻といった『異常気象』が大きな社会問題となりました。
これは、平成時代に問題提起が多くなされた
『気候変動』『環境破壊』
といったものが大きく影響したのではないかと考えられます。
二酸化炭素排出量の削減は、この平成時代で大きく技術面での貢献がなされてきました。
特に、歴史的にも日本が大きな転換期となったのは2011年の東日本大震災ではないでしょうか。
普段見ることがない海の大波。自然って、物凄く大きな力があります。
一言で言うと、怖い。ただ、
私たちは自然から生きる『生命』をいただいております。
だから、私たちは共存していくしかないのです。
私たち人間は、『知能』『データ』を駆使し、自然の流れをキャッチし、
時には手を加え、時には助けてもらい、共存していくしか、生きる道はないのです。
◎デジタル化
技術も大きく変化した時代でした。
1995年、Microsoft社から発売された『Windows95』を皮切りに、多くの人がコンピュータと共存し、ネットワーク上での交流をするようになりました。
IT化の進化は著しく、
インターネット回線も「ダイヤルアップ接続→ADSL→光」と変化し、
新たな職業として『IT土方』と呼ばれる人たちも増加しました。
これらを使った販売戦略も、一気に浸透しましたね。
ネットショッピングは、今や使っていない人は居ないのではないでしょうか。
宅配便さえ届けば、日本全国何処に住んでいても欲しいものが買えるようになり、
販売店も店舗がない分安く供給できるといった利点を生かし、新規参入が増えて行きました。
コンビニを利用した受け取りサービスもあり、入院中や仕事先で受け取るなんてことも出来て、大変便利ですよね!
これまでの情報媒体も大きく進化しました。
電子書籍の登場で、新聞や出版業界は大きな打撃となりました。
『若者の活字離れ』というもの、平成に入ってから言われておりますね。
ブラウン管は姿を消し、テレビもネットに接続して、動画レンタルをしたり、視聴者参加型リアルタイム投票も出来るようになりました。
さらに、携帯電話の進化も、インターネットに触れる機会が増加した理由ですね。
電話よりも通話料が安い「メール」が主流になった2000年代。
そこから、日本式携帯電話(ガラケー)が姿を消し、
手のひらサイズの高性能コンピュータ(スマホ)を持ち始めた2010年代。
交流ツールも、SNSへとシフトチェンジしてきました。
これらの変化で、我々の生活はとても豊かになりましたね。
我々は幸せです。
今やスマホ一つで翻訳から旅行券が買える時代。
世界旅行も簡単に出来ます!
便利な技術はどんどん取り入れて良いと思います。
逆に逆らっていても、価値観が凝り固まるだけですし、
思うように人と交流が出来ません。
◎デジタル化
今私は『人』と書きましたが、
このような「デジタル化」においても『人』の存在を忘れてはいけません。
最後に、平成で忘れてはいけないのが『人間関係の変化』です。
選択の自由が多くなり、
インターネット上で不特定多数の人と繋がれる時代になった今、
独身貴族、少子化、孤独死といった社会問題も目立つようになったのも平成です。
昭和の頃と比べると、家庭という集団組織から独立して生きていける時代になりました。
個人的な店は少なくなりましたが、安価で均質な、フランチャイズのお店が多くなりました。
一方、平成初期には24時間営業のお店も爆発的に増加しましたが、今では人材確保の問題もあり、再び時短の動きが進んでいます。
ここには、人間関係や働き方の問題が大きく膨れ上がったことが起因していると考えられます。
一度平成の前半でこれまでの生活様式が変化したことで、
ライフスタイルが大きく崩れ社会問題化した平成。
後半は、もう一度正す動きが進められつつある状態で、令和へと移行します。
平成に入り、一気に近所同士や地域会といった組織も薄れてきたため、孤独となる人が増加しています。
その面を補うため、インターネットの海にどっぷり浸かり、どんどん人間同士の交流が失われてきました。
ここで問題となるのが『変わるべきなのに変われない人が居る』という点です。
人との接し方を変えるべきなのに、それに気づけない人が多いのです。
結果、匿名掲示板やSNSでの攻撃に走ってしまうのです。
これらインターネットやコンテンツというものは、相手が居て成り立つものです。
独りよがりでは、何も面白くない、ただのデータベースや娯楽にしかなりません。
これから発展し続けるITと、その先に居る不特定多数の人間とも、
上手に交流することが『楽しく生き抜く秘訣』となるのではないでしょうか。
これからやってくる令和時代。
令和に向けての課題は『自主創造』『多様化』ではないかと思います。
平成世代を見ていると、バブル崩壊、失われた10年、リーマンショックといった大型不景気も相まって、非正規雇用の増加、終身雇用制度の崩壊が目に見えて現実になってきました。
令和時代は、平成時代で積み上げられた利便性を手に、
『自分の生き方を自分で開拓する』ことが、最大のキーワードとなるではないでしょうか。
また、これから日本人も、世界とも関われるチャンスを活かし、多様な生き方を受け入れるべきでしょうね。
世界と共通のツールを使って、海外に容易に飛び出せるんです。
英語が出来なくても、道が分からなくても、通貨を持っていなくても、すぐにスマホで解決する時代です。
もちろん、人間力の向上も怠るべきではないですが、その段階で挫折するよりも、
勢いで飛び出してみるのも有なのではないでしょうか。
さあ、令和はどんな時代になるのでしょうか。
どんな時代になるかは、あなたの生き方次第。
あなたは、暇な時間があったとして、
同僚と無駄話をしますか?それとも漢字や英単語を覚えますか?
「塵も積もれば山となる」です。
これが成長への分岐点です。
楽をしても未来は輝けません。
人生、常に勉強。
身体を守り鍛えつつ、時代を受け入れていく。
令和時代も、輝きながら生きていきましょうね(^^)/
2019.04.15(月) 高坂明久